子どものために一生懸命なつらいお母さんたちへ

どうしても子どもに怒りすぎてしまうんだと、よく相談される。

どうしてそんなに大きく子どもを見守れるのか、よく不思議に思われる。

 

散らかった部屋、溢れたおもちゃ、食べ物のくず、、、

ぎゃーぎゃー泣く声、所かまわず全身で暴れる姿、、、

 

うんざりして、解放されたいお母さんたちがほとんどでしょう。

 

でも、そんなとき、少しだけ想像してみてほしいのです。

 

もしも、

万が一のことがあって、それが日常でなくなったとしたら。。

もしも、

その体に触れても何も反応を返してくれないようなことになったとしたら。。

 

騒いで、暴れて、文句を言って、その姿を必死で求めるんじゃないかな。

そしてそれがどれだけ幸せなことだったのかと気付くのだと思う。

同じ行動も、受け取り方はこっちの気持ちで全く変わる。

 

本当はそんなこと、想像するのもいやですよ。

でも、ふっと、本当に大事なことが見えてくる。

 

そんな、もしもの話をしたけれど、もしもはきっと起こらない。

想像だけの話でいい。

 

でも、子どもが大きくなって、離れていく日はきっとくる。

 

散らかった部屋、小さな体で必死に暴れる姿

いつかそれを、たまらなく懐かしく思う日がきっとくる。

 

こどもに対して欲張りになりそうになったとき、

少し待って、そんなことを考える。

そうすると、今の「すべて」が、大切に、愛おしく思える。