終わりを考えると今を大切にできる
後悔しない人生を送りたいのなら、
ターミナルケア(終末期医療)に従事しているナースの話を聞くといい。
そんな話を耳にしたことがある。
色んな人の人生の最期を見届けてきたからこそ、
死ぬ前に人が何を後悔するのかを数多く知っている。
私の姉は救急救命の看護師だ。
前の所属先はお年寄りだらけの脳外科だった。
お年寄りだけでなく、
子どもの事故や病気、
同年代の人が人生の最期を迎える様子、
病院の外で暮らす我々とは全く違った日常が身近にある。
そんな姉は言っていた。
しっかり年を取って、いよいよのときに病室に家族が集まり、
みんなに涙で見送られること。
それがどれだけ幸せなことなのか。
そうでない事例を見てきたからこそ分かること。
やり切った、悔いのない人生というのは、
稀なのかもしれないが、
悔いなく、惜しまれて旅立つ。
そんな夢が叶うのだったらそんなに幸せなことはないだろう。
その一日を想像するだけで、今日の過ごし方も変わってくる。
さぁ、始めよう。今日が、残りの人生の最初の日。